ケース①:毎日の嫌がらせで離婚したい
近年テレビ番組でも様々な夫婦のスタイルが放送されることがありますが、新婚当初はどんなに仲良しな夫婦でも様々な問題が生じてしまい、長年一緒に生活をするうちに夫婦喧嘩などで関係が崩れてしまうようなこともあります。
特に顔を合わせれば嫌味を言われてしまい、精神的に辛いため、このような状況の中から逃げ出したくなり、離婚したいと考える人もいるでしょう。
突発的な喧嘩であれば、ある程度時間が経つうちに気持ちも落ち着き、再び冷静な生活が送れるようになりました。あまりにも毎日毎日配偶者から言葉による嫌がらせを受けてしまう場合には離婚を真剣に考えるというケースもあります。
ここで、言葉の嫌がらせというのは暴力ではないため、DVとして扱われることはないと思っている人もいるようですが、言葉による嫌がらせも立派なDVとして扱われますね。
度合いによっては離婚をする際に慰謝料請求をする事も可能です。体についてのコンプレックスを毎日のように馬鹿にされたり、その他にも精神的に本当にやめてほしいと思うことを何度も言い続けるというのは立派なDVですので専門家に相談し、離婚に向けての話し合いをしていく中で慰謝料請求も頭に入れていくと良いでしょう。
こうした嫌がらせを受けていた期間や、どのようなこと言われたかによって慰謝料の金額に違いが出てきます。
実際に力での暴力を振るわれたわけではないから我慢しなければならないなどと考えるのではなく、専門家に相談し、このように毎日精神的に辛い状況から抜け出し新しい生活を送っていくことが大事となります。
1人で悩みながらの生活は悪循環になってしまうことが多いため、できるだけ早い段階で弁護士に相談し、少しでも気持ちの上での余裕を持ちながら冷静に離婚を考えていくと良いでしょう。
ケース②:マザコンで離婚したい
結婚生活というのは夫婦2人で築き上げていくものですが、時にはご両親の力を借りなければならないような場合もあります。
もちろん必要に応じて両親の力を借りながら夫婦生活を築き上げていくのは良いことですが、あまりにもどちらか一方のご両親が夫婦な生活に口を挟んでくるようなことがあれば当然不愉快な思いをしてしまうこともあるでしょう。
特に男性の母親が細かなことに口を出してきたり、毎日のように家に押しかけてくるなどという問題は様々なご夫婦の中でもプライベートであり、こうした毎日が続いてしまうことで奥さんは離婚を考えたりします。
ご主人がお母様に対ししっかりとメリハリをつけた生活をすることができるように意見してくれれば良いですが、そうではなくお母様の意見ばかりを聞いている等の状況になってくれた奥様は自分の立場がなくなったと感じてしまい離婚に至るケースも少なくありません。
世の中ではこのような男性のことをマザコンと言われたりしますが、自分のご主人がマザコンすぎて離婚したいと思った際には当人同士で話を知り合うよりも弁護士を通じて話をする方が良いでしょう。
なぜかというと、上記でおわかりかと思いますが、離婚話を持ち出したとたんにご主人の母親が2人の話し合いの中に口を挟んできて、冷静に話ができなくなってしまうようなこともあります。
また、万が一このような状況に陥ってしまい、ご主人の母親から辛い言葉を投げつけられてしまったなどの場合には当然専門家に相談した上で夫婦間2人で話し合いをすることができるようにしていかなくてはなりません。
必要以上の量や労力を使うことなく円満な離婚へと向かっていくためにもこのような場合には早い段階で弁護士に相談してどのように離婚問題を解決していけば良いのか考えた方が良いでしょう。